クラミジア治療のテトラサイクリンとは

クラミジアの治療薬

薬を決めるのは医師

クラミジアの治療で用いられるテトラサイクリンとは、抗生物質の種類のことです。すべてのクラミジアの治療でこれらの薬が用いられるわけではなく、治療に用いられる抗生物質の種類はテトラサイクリン系以外にもあります。基本的には病院で処方してもらう薬ですので、医師の方針に従って処方された薬を指示通りに服用し、自分勝手に服用をやめたり個人で別の薬を買って服用するのはやめた方がよいでしょう。

クラミジアの治療ではおもに抗生物質による内服療法が試みられます。その人の症状に適した抗生物質なら、服用から1~2週間で完治することが多いです。ただ、抗生物質ならどんなものでもすべてのクラミジアに治療効果があるというわけではありません。たとえばペニシリン系やセフェム系の抗生物質には、クラミジアの治療効果がないことがわかっています。病院で医師が処方する抗生物質は、マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキロノン系の3種類のうちのどれかです。どれが適切かは患者の症状を診断する医師が決定することですので、「○○という薬をください」と患者が要求するのは間違っています。

抗生物質の種類

マクロライド系とニューキロノン系

マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキロノン系のそれぞれの抗生物質にはどのようなものがあるかを見てみましょう。

まず、クラミジアの治療で最も使用される頻度が高いのがマクロライド系の抗生物質で、ジスロマックが有名です。抗菌力が強いので早期の完治を目指して用いられるのですが、最近では耐性を持つクラミジアも増えていると言います。ニューキロノン系の抗生物質にはクラビット、トスキサシン、タリビッド、オゼックスなどがあります。以前はクラビットがクラミジア治療の主流でしたが、今では耐性を持つクラミジアが増えてきているので、以前ほど処方される頻度は少なくなりました。

テトラサイクリン系の特徴

テトラサイクリン系の抗生物質にはミノサイクリンやドキシサイクリンなどがあります。商品名ではミノサイクリンがミノマイシン、ドキシサイクリンがビブラマイシンです。ミノマイシンは重症の症例に使われることがありますが、マクロライド系に比べて抗菌力がやや弱いです。服用から効果が2~3週間残るので、最初の診察から3週間~1カ月後に検査を行い、病原菌が死滅したかを調べます。検査で陰性と判定されると、晴れて完治です。